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2005年08月04日

ツーリングトライアル5

バイクが横倒しになったとき、完全に水没しないように反射的に支えていたおかげで、
エンジンはかかる。いつもの遊びの中で身に付いた習慣が、自然にバイクを守ったよう
だ。

更に、川が上流なのでとても綺麗な水で口をゆすぐことができたのは幸いだった。

なかなかとまらない出血が怪我のひどさを物語っていたが、15分ほどで出血量が少
なくなってきて、ようやく落ち着きを取りもどした。

「さて、どうやって車のあるスタート地点へ戻るか・・・。」

もし元気なら、この知らない山の中を適当にフラフラしながら戻るのも味わいがあって
良かったが、今はそんな余裕はまったく無い。

少なくなったとはいえ、まだ出血は止まっていないので、いつ卒倒するか分からない。
精神的にも不安定だ。

となると、面倒だけど一番リスクが少ないのは、コース上を順に辿っていく方法だ。
それなら、少なくとも人が近くにいることになるから、安心感がある。


セクションに着くたびに事情を説明するのは、今すぐ体を休めたい私にとって大変骨の
折れる作業だったが、オブザーバーの人たちは「大丈夫か?」と心配しながら、そのセ
クションごとの一番通過しやすい迂回路を教えてくれた。

「そうそう、普通の人はこういう反応をするはずだよな。」と第6セクションの鬼オブザー
バーのことを思い出しながら、少しだけ元気が出てきた。

ただ、どうしても迂回することが出来なくて、セクション内を通過しなければならないとこ
ろもある。「もう、ここは我慢して行くしかない。」と分かっていても、ステアを超えるとき
にはどうしても歯を食いしばるし、体から伝わってってくる衝撃もあって相当痛い!!

時々痛みと出血でフワっといきそうになりながらも、何とか中間地点まで辿り着くと、ス
タート直後に通った県道を見つけた。

「ああ、これでようやく平らな道で帰れる~~、良かった~~~、ほっ。。。
アスファルトに出た私は、ここぞとばかりにアクセル全開で走った。

続きは次回へ。

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投稿者 masato : 2005年08月04日 02:05

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