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2005年10月02日

ツーリングトライアルまとめ

そして、その流れは結局大怪我をするところまで止まることありませんでした。

それじゃあ、今の自分なら同じ状況で正しいと思う行動が出来るのだろうか?と考えて
みる。「でも、それはきっと難しいな。」と本心では感じている。

なぜなら・・・
目標を立てた時点で、すでに何かしら漠然とモヤモヤとした不安を感じていたこと。
当日の朝、いつになく緊張していたこと。
スタートしてすぐに見せつけられた現実を、きちんと見ないで逃げた自分。
そして、起こるべき根拠の無い奇跡を望み、本心を押し隠し更に逃げた弱い自分。

すべて、後で振り返れば「あ~そうだったな」という自覚がある。
そう・・・確かに気が付いてはいたのだ。

しかし、実際にはそれらのサインを無視して、自分に都合の良い解釈をし行動した。
それが事実。

それじゃあ、今度はそうならないように気が付いた時点で、気持ちの切り替えをしてや
れば良い。確かに理屈ではそうなる。

「でも今同じ状況になったら、やっぱり途中で正しい判断をして正しく行動することは、
難しいだろうな。」と、これだけ痛い目にあっていても、どうしてもそう思うのだ。
どうしても自信が持て無い。

困った、ようやく本当の理由が分かったと思ったのに、振り出しに戻ってしまった。
でも・・・本当にそれでは困る。もうあんな思いは、絶対にご免なのだ。
だから、一旦頭を白紙にして、もう一度考えてみることにした。
もちろんすぐには答えは出なかったけれど・・・。

・・・・・・・・・・。

そして、あれから4年以上経った今、この記事を書くことでようやく大切なことに気が付
くことが出来ました。本当に不思議なものですね。

それは、あの日の自分の行動は、すべて楽な方へ楽な方へと選択していたということ
でした。つまり、現実を見ないということは、とりあえずは何も考えなくて良いし変わる
必要もない。

だから、一見悩み苦しんでいるように見えるけれど、何とかしようとそのまま頑張り続
けるのは、結局はそのままの自分でいられる一番楽な方法だったのだ。

結局は、ただ「そ・の・ま・ま」頑張っただけ。

途中で、違う方向を考えたりそちらへ変化することは、とても大変なこと。
だから多くの場合、無意識に変わらないでいられる方向を選ぶ。
その方が圧倒的に楽だから。

そして、勘違い大魔王になった時点でそれはピークに達し、何のセンサーも働かなくな
り、危険をまったく感じられなくなってしまった。

その結果どうなったかは、これまでに書いてきたとおりです。


結局は、今の方向が間違っていると途中で気が付いても、考えて変化する方が苦痛
で面倒なので、苦しいけれど今のままでいられる方を無意識に選んだ。
それが、このときの失敗の一番の原因でした。

「楽な道はないことを知る。」
「迷ったら苦しい方を選ぶ。」

たった、これだけのことが出来ずに私は大きな失敗をしました。
どうやら、これが本当の答えだったようです。

ただこれは、4年経ってようやく出た答えですが、これから先また変わるかもしれませ
ん。だから、今のところはこれが結論だったということにしておきます。


さてさて、これだけの経験をし貴重な気づきを得た私は、もう失敗をしないでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。間違いなく沢山の失敗をします。
そして、小さなサインの1つ目くらいは見逃すかもしれません。

でも、きっと2つ目 3つ目くらいで気づき、今度は大きな失敗には至らないはずです。
そうでなければ、ただのアホですからね。


もうすっかり涼しくなってきました。
首も随分良くなってきましたから、これを機にそろそろ山に復帰しようと思っています。
もう3年半も山で遊んでいませんから、自分がどう変化しているのかとても楽しみです。

そして、その時の私はきっと以前とは違う自分でいるはずです。
そうでありたいと、強く思っています。

久しぶりに、バイクでワクワクしています。

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投稿者 masato : 22:34 | コメント (0)

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2005年10月01日

ツーリングトライアル7

お久しぶりです。
いきなりですが、続きです。

結局、完全に歯の治療が終わったのは、まる1年後のことでした。


骨折した歯ぐきがくっついたら、今度は部分的に欠けたり歯ぐきから一度離れてしまっ
て、生き残ったけど弱っている歯を順番に治療。

そして、今度はガタガタになった歯並びを順に矯正。
最後に差し歯を作ってようやく治療終了。

その間、ず~っと付けていた矯正用の金具が、ほっぺや唇の内側にいつもミミズ腫れ
のような盛り上がった傷を作るので、それをつい噛んでしまうのが本当に嫌でした。
それを、噛んでしまうと傷が更に盛り上がってまた噛みやすくなるので、本当に辛かっ
たです。

治療が終わっても、まだしっかりしていない歯ぐきでは堅いものは食べられず、、煎餅
が食べられるようになったのは更に1年後のことでした。でも、怪我をした当初は、うど
んが堅くて食べられなかったのですから、普通に食べられることが本当にありがたいこ
とだと実感しましたね。


それでは、この時の怪我から感じたものを、まとめていきます。

この時私は、川の中のセクションの20cm足らずの何でもない段差で引っ掛かり、必
死にもがいていた時にバイクが足払いを食ったように一瞬で左に倒れ、その反動でハ
ンドルバーの右端が下顎の歯ぐきを直撃し骨折したことで、前歯を5本失いました。

そして、治療にまるまる1年もかかる大怪我をしました。

この大怪我の直接の原因は、やはりセクション内での出来事です。それは間違いあり
ません。

しかし、本当の原因は当日の一連の行動にはなく、この大会に参加すると決めた時点
での「目標のたて方にあった。」と私は感じています。

それはどういう事かと言いますと、大会当日の朝いつになく緊張していたのも、スタート
してすぐレベルの違いを感じたのに現実を見なかったことも、下手な自分を認め受け入
れられず勘違大魔王になってしまったのも、全ては「絶対に上位に入賞する!」と何も考
えないままに決めてしまっていたことにあったのです。

ただこれはそれ相応の実力があった場合、実力をきちんと出すのにとても有効な方法
だったはずなのです、本当は・・・。

しかし、この時の私は周りに沢山いる上手な人とは随分レベルが違ったため、結果自
分自身へのプレッシャーにしかなりませんでした。そして、自分でも気が付かないうち
に、どんどんリズムが狂っていったのです。

続く。

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投稿者 masato : 17:08 | コメント (0)

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2005年08月13日

ツーリングトライアル6

スタート地点には、トランポにしている自家用車のハイエースがある。

「ずぇ~い、無事?到着!」

「あれ~?どうしたの??まだスタートしたばかりじゃ・・・・」と、あれこれ聞こうとする
妻は、私の表情からただならぬ状態を察して、すぐに質問をやめた。

「流石!」と、変に感心していると、すぐに別の質問が飛んできた。


「どこ?」

口。

「ひどいの?」

ああ、びびるぞ。

「見せて。」

に~。

「・・ふ~ん、言うほどじゃないジャン。」

「ほ~流石、これを見ても一瞬しか表情が変わらないとは、女はいざというとき断然男
よりも肝がすわっている。」と、あらためて思うと同時に、ようやく心から安心できた。

「さあ、バイクを積んで急いで病院へいこう。私が運転するから、寝てていいよ。」と急
に頼もしくなった妻は、どうやら気持ちが弱くなっている私を見て、無意識に父親役を
演じ始めているようだった。



2時間後、地元に戻ってから救急病院に駆け込んだ。
たまたま口腔外科の先生が当直で、日を改めることなくすぐに処置をしてもらえたのは
ラッキーだった。

願わくば、「明日から何くわぬ顔で仕事が出来ないか」と考えていたが・・・。

結果は、下あごの歯ぐきを骨折したことで、下の前歯が5本いかれてしまっていた。
思ったよりも、ずいぶん大変な処置になりそうだ。

処置に使われている器具は針金やペンチなどがほとんどで、もう歯医者にいる気がし
ない。

1時間ぐらいの間、口の中では「こどもの工作」が行われていたような感じで、「ギリギ
リ、カチカチ、パチン」とにぎやかだった。特に、折れた歯ぐきを押さえつけたり、浮いた
歯を押し込んだりするときは、涙が出るほど痛かった。

「痛かったら手を上げてくださいね」と先生が優しく言ったくれたので、お言葉に甘えて
上げてみたけど、ず~っと上げっぱなしになるので、そのうち無視されるようになった。

そして、歯医者での「痛かったら手を上げてくださいね。」は、ばったり再会した友人と
「おう、また今度飲もうな!」と言って、そのままになってしまうのと同じだと理解した。

だまって、我慢しよう。



処置が終わると、口の中は針金だらけで、えらくかっこ悪い。
「これじゃあ会社でバレないわけがないな。」と思った。

「先生、今後の治療予定は・・・。」

「しばらくは、毎日点滴と消毒に来てくださいね。骨折した歯ぐきがくっついて落ち着い
たら、あちこちにずれた歯をすべて矯正します。そして、最後に差し歯を作りましょう。」

そうか~、会社にバレるどころか、毎日点滴と消毒に来なきゃならんのか。
しかも、完治までは長くかかりそうな予感。えらいことだ~。

続きは次回へ。

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投稿者 masato : 08:56 | コメント (0)

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2005年08月04日

ツーリングトライアル5

バイクが横倒しになったとき、完全に水没しないように反射的に支えていたおかげで、
エンジンはかかる。いつもの遊びの中で身に付いた習慣が、自然にバイクを守ったよう
だ。

更に、川が上流なのでとても綺麗な水で口をゆすぐことができたのは幸いだった。

なかなかとまらない出血が怪我のひどさを物語っていたが、15分ほどで出血量が少
なくなってきて、ようやく落ち着きを取りもどした。

「さて、どうやって車のあるスタート地点へ戻るか・・・。」

もし元気なら、この知らない山の中を適当にフラフラしながら戻るのも味わいがあって
良かったが、今はそんな余裕はまったく無い。

少なくなったとはいえ、まだ出血は止まっていないので、いつ卒倒するか分からない。
精神的にも不安定だ。

となると、面倒だけど一番リスクが少ないのは、コース上を順に辿っていく方法だ。
それなら、少なくとも人が近くにいることになるから、安心感がある。


セクションに着くたびに事情を説明するのは、今すぐ体を休めたい私にとって大変骨の
折れる作業だったが、オブザーバーの人たちは「大丈夫か?」と心配しながら、そのセ
クションごとの一番通過しやすい迂回路を教えてくれた。

「そうそう、普通の人はこういう反応をするはずだよな。」と第6セクションの鬼オブザー
バーのことを思い出しながら、少しだけ元気が出てきた。

ただ、どうしても迂回することが出来なくて、セクション内を通過しなければならないとこ
ろもある。「もう、ここは我慢して行くしかない。」と分かっていても、ステアを超えるとき
にはどうしても歯を食いしばるし、体から伝わってってくる衝撃もあって相当痛い!!

時々痛みと出血でフワっといきそうになりながらも、何とか中間地点まで辿り着くと、ス
タート直後に通った県道を見つけた。

「ああ、これでようやく平らな道で帰れる~~、良かった~~~、ほっ。。。
アスファルトに出た私は、ここぞとばかりにアクセル全開で走った。

続きは次回へ。

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投稿者 masato : 02:05 | コメント (0)

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2005年07月23日

ツーリングトライアル4

口がめちゃくちゃ痛い。
何か硬いもので「ガツン!」と殴られたような感じだ。

幸い意識ははっきりしているが、状況がまったく掴めない。

何で自分はさっきまでと同じ体勢で立っているのに、
バイクは水に浸かっているのか?

何で口が猛烈に痛いのか?

競技中だということもすっかり忘れて、ただ茫然と立ち尽くす私の耳に、
ようやく人の声が耳に入ってきた。

「もうトライしないなら、次の人がトライするからバイクどかしてよ!」
オブザーバー(採点者)の人の声でハッとわれに返る。

「ああそうだ、いまは競技中だったんだ。」
でも、もうそれどころじゃない。

状況を説明しようと、数メートル先に立っているオブザーバーに
「にー」っと開けた口を見せ、「やばいんです。」と言った瞬間に、
口からこぼれた歯が1本、川の流れにのまれていった。

「ああ、さっきから舌に触っていたのは、やっぱりこれか・・・。」
ショックで、また立ち尽くす私に、再度オブザーバーの声が・・・。

「やるの?やらないの?」

「なんて人だ!これを見ても言うことはそれだけか?信じられん!!」
と思ったが、文句を言う元気もない。

とにかくバイクを起こし、競技の邪魔にならない位置まで移動して止めた。
「さて、どうするか。周りに人はいるけど、真剣にトライしている参加者と、
鬼のようなオブザーバーだけだ。誰も助けてくれない。」

もともと痛みや出血にはめっぽう弱くよく貧血で倒れるので、意識を
失わないようにつとめた。そして、バイクのミラーで恐る恐る状況を確認する。

「ああ、いっぱい歯が浮いてる。えらいことになったぞ。
血もいっぱい出てる。」一瞬、現実逃避で意識を失いそうになるが、
ここは踏ん張る。

続きは次回へ。

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投稿者 masato : 06:45 | コメント (0)

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2005年07月18日

ツーリングトライアル3


ぶっは~~。
よ~やく落ち着きを取り戻しました。

5月中旬からのこの2ヶ月間は、まるで洗面器に顔を突っ込んで息を止めっぱなしで一
気に仕事を片付けまくってきた、という感じです。

季節の変わり目を実感するまもなく、8回目の結婚記念日の祝いも出来ないまま、気
が付くともう7月も半ば。道理で暑いはずだ。

ん?そういえば梅雨はどこへ?
今年は空梅雨でしたっけ?
最近、雨を見た記憶がほとんどない・・・。

仕事場とホテルの移動以外は早朝から深夜までビルの中に監禁状態で、まるでもぐら
のような生活。

いや、もぐらも時々は地上に出るだろうから、この表現はきっとモグラに失礼だな。
もぐら以下・・・いやもっと失礼だ。

さて、本当に久しぶりとなってしまいましたが、いよいよツーリングトライアル3です。

 

この日の私は、無謀にも上位の成績を残そうなどと考え、いつになく真剣に参加してい
たことから、「簡単に諦めるわけにはいかない!」と、目の前の現実を見ないままセク
ションをこなしていきました。

結果的には、6セクションまでがほとんど減点5。(セクショントライした中で、5点は最
大減点)

しかし、勘違い大魔王と化した私は、自分の状態を正しくありのままを認めようとしない
ので、依然「俺ならやれる!!」のまま・・・。

まるで、ピンチに陥った漫画の主人公がかっこよく急成長していくように、自分にも奇跡
が起こると信じていたのです。

でも、こんな心の中がバラバラの状態では体がちゃんと動けるはずもなく、リズムはガ
タガタ。いつもなら出来ることも出来ない状態。

「積み重ねてきた以上のものは出ない。」それがこの時気付くべき答えでした。

そして、運命の第6セクション。

全25セクション中の6セクション目、時間はまだ午前10時頃。
浅い川の中のセクションで、とても簡単。

下見していても他のセクションのように不安になることもなく、まったく問題はない。
この日初めてのクリーンの予感。

しかし、川の右岸から左岸へ移る途中のなんでもない20cmの段差に引っかかる。
いつもならば、まったく考えられないことだ。まさかこんなところで・・・。

もがくほどに焦りは募る。どうして??なんでこんなところで??わけが分からない。
そして、完全に舞い上がっているそのとき口元にガツンという衝撃が走る。

何があったのか、さっぱり分からない。

ただ、さっきまで両足の間でもがいていたはずのバイクが、横倒しになって川の中に浸
かっていることと、口の中に歯らしきものが数本ころころ動いていることは分かった。

続きは次回へ。

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投稿者 masato : 22:35 | コメント (0)

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2005年05月22日

ツーリングトライアル2

お待たせしました。
それでは、早速前回からの続きをお話していきますね。

当日は天気もよくスケジュールどおり進行し、時間どおり問題なくスタート。
しかし、スタートしてすぐに戸惑いました。「え?そんなに速いの?」と、びっくりするほ
どみんなの移動スピードが速いのです。

ツーリングトライアルなのだから、セクションへ着くまでの移動区間は、もっとのんびり
移動すると思っていた私は、ここで慌ててしまいました。

「ああそうか、ベテランでもこんなに移動が速いということは、素人の自分はのんびりし
ていたら、完走すら出来なくなるかもしれない。急がなきゃ・・・」そう思ってしまったの
です。

これが1つ目のミスでした。

更に・・・
慌てて一つ目のセクションに到着して驚いたのは、セクションの難しさとみんなの下見
があまりにもあっさりしていること。

競技ではなく、ただ山の中で遊ぶときでさえ「ここは行けるかなぁ?」と感じるところは
、競技のようにラインをしっかり下見する私には、「この難しいセクションを、何でこんな
短時間のさらっとした下見だけで、トライできるの?」と不思議で仕方がありませんでし
た。

しかも、みんなひょいひょいとクリーンしていくではないか。ただまずかったのは、こうし
て思わずみんなの上手さに見とれているだけならまだ良かったのですが、あろうことか
とんでもない錯覚を同時にしていたのです。

「あれ??もしかしたら見た目は難しそうだけど、意外と簡単なのか?」と・・・
これが、この日2つ目のミス。

そう、無謀にも上位の成績を出したいと考えていた私は、本当は心のどこかで確かに
感じていたこの言葉を認めようとしなかったのです。

「この人たちとは、明らかにレベルが違う」

これは、移動スピードの速さ。トライするまでの下見の早さ。減点の少なさ。
この3つの事実を見るだけで、現実を知るには十分でした。

だから本当は、こう判断するべきだったのです。
「よし、今日は慌てないでじっくりやろう。この人たちは、自分よりはるかに上手いのだ
から惑わされるな。自分は一つ一つのセクションをいつものようにトライして、その上で
タイムオーバーしたら、それはそれで仕方が無い」と。

しかし、そのとっても上手い人たちのテップリとした体格と、ただの人の良いバイク好き
のおじさんにしか見えない風貌は、現実を見たくない私が勘違いの上塗りをする言い
訳には十分でした。

「大丈夫!俺ならやれる!!」

もう何がなんだか分かりません。何の根拠もありません。ただ、このときの私はこう思う
しかなかったのです。

かくして、意味不明の強烈な自己暗示に見事成功し、勘違い大魔王と化した私は、生
涯最大の大怪我をすることになる第6セクションへ、せっせと向かうのでした。

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投稿者 masato : 13:34 | コメント (0)

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2005年05月17日

ツーリングトライアル

お久しぶりです。
むち打ちの治りかけの症状なのでいい方向ではあるのですが、最近はあまりにひどい
頭痛にちょっとへこんでいました。でも、ようやく普通に人に戻れたような感じです。そ
れでは、今日は前回からお約束していた4年前の事故のお話をしていきますね。

2001年7月22日、その日は早朝からいつになく緊張していました。

大会会場には夜明け前に出発して早朝のうちに到着。早めに着いたおかげでバイクも
体もじっくり準備が出来た。体調も良い。「ようし、今日はやるぞ!!」

でも、いつもとは何かが違うと感じていた。「何だろう?」

初めてのツーリングトライアル参加。しかも、いつも参加している草トライアルよりも高い
レベルのひとばかりなんだ、まあ緊張するのは仕方ない。そう思っていたんです。

でも、体調が良くて何もかもが順調に進んでいたことで、自分のいつものリズムが狂い
始めていたことに、この時はまだ気がついていなかったのです。いや、気がつかない
ふりをしていたのかもしれません。
つづく。

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投稿者 masato : 15:20 | コメント (2)

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